なぜ？うちの子の英語力伸びない…原因と解決策を徹底解説

↑この記事ではこんな悩みを解決できます。

これからの時代に英語は必須です。熱心に英語に取り組ませているご家庭も多いでしょう。うちの子はがんばっているのに、なんで英語力が伸びないのかしら？と思っている方へ。

英語力は確実に伸び悩む時期があります。なぜ伸び悩むのかその原因をしっかり理解し、解決方法を実践してお子さんの英語力を伸ばしていきましょう！

英語力はすぐに伸びない！

英語力はすぐに伸びません。下の図を見てみましょう。皆さん青い直線のように英語力が伸びると思っていませんか？これは間違いです。実際はオレンジの線のように、ゆっくりと時間をかけて英語力が伸びていきます。

英語の始めたては語彙力、英文法、発音が不十分なのでどうしても時間がかかってしまいます。段々慣れてくると、後半のオレンジの線のように一気に英語力は伸びていきます。

英会話を習いたてのお子さんは、覚えたことをそのまま口に出すので一見上達したと勘違いしてしますが、実際は英文法など理解していないことが多いです。

お子さんは自身の理解していないところを克服するまで時間がかかるでしょう。ですが、この克服する期間でお子さんの英語力はぐんと伸び、英会話をするための力を身に着けます。

伸びない原因と解決方法

①リスニング不足

英会話は相手の話していることを聞き取れることが第一ステップです。相手の話がわからなければこちらがどう受け答えればよいのかわかりませんよね。英会話が上達するにはこの聞き取れるというステップが大事です。

英語の歌を聞くのは、英語をはじめたての人におすすめです。英語のリズムにのせて楽しく学習できるので、飽きずに勉強できるでしょう。

キッズアニメや子供向けの英語番組を見ることもおすすめです。ちょっとした小話ですが、東大王の鈴木光さんは小さいころにお母さんから英語の番組を見せてもらっていたので、英語がペラペラになったみたいですよ。

②語彙力不足

英会話をしていると「自分が伝えたいことはあるのに、英語で伝えられない」とモヤモヤすることがあります。これは語彙力不足が原因です。

例えば、「陸上が好きです。」と伝えたいときには、陸上という英単語を知る必要がありますよね。陸上は英語でtrack and fieldです。この単語を知っていれば “I like track and field.” といえるわけですね。

語彙力を増やすために、英語の絵本などで多読をしましょう。絵本であれば、わからない英単語があっても絵をみて理解できます。さらに英単語をイメージで覚えることができるので、英語脳をつくれるというメリットがあります。

また日常的に英語に触れることでも語彙力は上がります。親御さんなら、そんな日本語どこで覚えてきたの？とお子さんに対して感じた経験があると思います。これは日常的に学校のともだちや先生との会話を通して知らない言葉を知っているからですよね。

これと同じように、知らない英単語や英語の表現を知るためには日常的に英語に触れる必要があります。具体的には、英語のYoutubeを見る、英語のキッズアニメを見る、英語の絵本をたくさん読むことなどでたくさん英語に触れましょう。

③日本語で覚えている

英語を日本語で覚えてしまうと、英会話の理解スピードは遅くなってしまいます。

これはどういうことでしょうか？図を見てみましょう。

上の図は”apple”という言葉が聞こえた後に、あたまの中で「apple=りんご」という変換をしてリンゴをイメージしています。

これだとappleはリンゴだなと考える時間、つまり日本語で解釈している時間がむだですよね。次に下の図を見てみましょう。

この図では”apple”と聞こえた後に、そのままリンゴのイメージができています。つまり、日本語を介さずに英語を英語のまま覚えられていますよね。これが英語脳と呼ばれるものです。英語が聞こえてきて、その英語のままイメージできると英語の処理時間が短くなり、英会話の上達が早くなりますよ。

ではどのように英語脳を作れるのでしょうか。

英語で考える癖をつけるのが英語脳の形成に不可欠です。私たちは普段、何かを見たり聞いたりしたものを日本語で考えますよね。なので日本語が上手なわけです。これと同様に、見たり聞いたりしたものを英語で考えれば英語脳が作れて、英語が上達するようになります。

英語で独り言をしてみるのも英語脳を作るのに役立ちます。英語の独り言をすることで、自分の気持ちや感情を英語で表現する練習になるので、実際に英会話するときに英語の瞬発力が上がります。

④勉強量が足りていない

英会話はアウトプットする場です。レッスン以外の時間で英語を勉強（インプット）しておかないと英会話の上達は遅くなってしまいます。

料理に例えてみると、インプットすることは料理の道具（包丁など）をそろえることでアウトプットは道具の使い方（包丁で切る）を学ぶことです。そもそも料理道具をそろえなければ、使い方が上手になるはずがないですよね。

これと同じで、レッスン以外に英語の勉強をしてなければ英会話が上達することはありません。

これは単純に勉強時間を確保するに限ります。一度に何時間も勉強する必要はありません。10分、15分でいいので毎日継続することを心がけましょう。お子さんのやる気がない時は、10分勉強したらゲームしていいよなどご褒美を用意してみるといいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。英会話の伸び方には個人差があります。始めたばかりで伸び悩んでも深刻に考えないようにしましょう。楽しくコツコツ継続できれば、英会話が上手になる日は必ず訪れます。お子さんが頑張る姿をそっと見守ってあげましょう。